2017年 06月 18日
今年の梅仕事・前編
持ち主不明の為、去年はこっそり梅の実を失敬してきましたが。
今年は、もう堂々と早朝でも日暮れでもなく、日の高いうちから収穫してしまいました。
最初に収穫した梅は、1.5㎏ほど。
これは梅酒に。
2回目の収穫は1.6㎏ほどで、1.2㎏は梅シロップに。
残りの400gは初挑戦の青梅の甘露煮にしてみました。
まずは。
綺麗そうな物だけを選び
あとは砂糖と水でコトコト煮込むだけ。
なのですが。
出来上がりはこんなん。
下茹でに時間をかけ過ぎたのが敗因のような気がします。
全然柔らかくなる気配がなく、指定の回数よりも数回多く下茹でしてしまいました。
まだ固いかな。ぐらいで次の工程へ移った方が良さそうです。
そして梅の上にキッチンペーパーを敷き、煮詰めたシロップを注ぎます。
この状態で1年ぐらい冷蔵保存できるようです。
で。
こちらが梅酒(右)と梅シロップ(左)。
今年の梅酒はホワイトリカーではなく、(間違えて買った)ブランデータイプのリカーです。
なので、まだ漬けたてなのに色が茶色っぽい。
そして3回目の収穫。
1.5㎏ぐらいです。
これはどうしようかな。
本当はそろそろ梅干しを漬け込みたいのだけど、自家製梅は梅干し用としては心もとない。
大きさも不揃いだし、完熟具合もまちまち。
これで梅の木が何本かあったら、一気に完熟梅の収穫ができるのだろうけど。
1本ではどうにも。
ということで。
こちらも初挑戦の梅肉エキス。
この中でも青そうな物だけを選び、実を種から外します。
これで約1㎏分です。
ジューサーにかけ汁を絞ります。
1カップ半ほどありました。
この汁を鍋に入れ火にかけます。
煮詰まるにつれ色が濃くなってきます。
もう少し煮詰めたら消毒した小瓶に移します。
いかにも効きそうな漢方のような色と香りです。
胃腸薬、風邪薬などに使えるそうです。
私はあまり風邪をひかないから試す機会はなかなか来そうもないけど、健康食品(サプリ的な?)として箸の先などに取って日々少量ずつ服用する、という使い方もあるようなので、こちらの方は試してみても良さそうです。
そして残りの500gは。
このままもう数日置いて、完熟するのを待ってジャムにしました。
と、おまけの。
去年の梅ジャムの残りがまだあったので、またこれを。
発酵バターがあったので、今回はこちらを使用。
すると、やっぱり焼き上がりの香りの良さが違います。
これからは焼き菓子には発酵バターを使おう。
それにしても。
これだけで一体砂糖を何キロ使ったんだ。
梅酒にしろ、梅シロップにしろ、もちろんジャムだって。
普段の砂糖摂取量から考えると気が遠くなるぐらいの量の砂糖が入っています。
ヘルシーなのかそうでないのか、もはやよくわからず。
この砂糖のアンチヘルシーさを打ち消すほどのヘルシー効果が梅にはあるのだろうか。
などと、ちょっと疑ってしまい、ネットで調べてみました。
すると。
美肌効果、デトックス、冷え性解消、二日酔い、
アンチエイジング、血液サラサラ、カルシウムの吸収を助ける…
などなど。
挙げたらきりがないほどの効果効能が書き連ねてあります。
*ただし、摂り過ぎはカロリーオーバー(酒や砂糖だからね)になるようなので注意が必要だそうです。
やっぱり梅ってすごいのね。
と、もっともな結論が出たところで。
今年の梅仕事前編は終了としました。
後編は梅干しです。
今週は忙しくなりそうだけど、何とか時間を取って塩漬けまではたどり着きたいと思います。